
長崎は9日、76回目の原爆の日を迎えた。爆心地近くの長崎市の平和公園では午前10時45分から市主催の「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」(平和祈念式典)が開かれた。原爆が投下された午前11時2分に黙とう。参列者は追悼の祈りをささげ、核廃絶への決意を新たにした。
式典は新型コロナウイルス対策で、昨年に続き例年の10分の1程度に規模を縮小して実施した。被爆者や遺族、菅義偉首相、63カ国の代表ら500人が参列した。
この1年間に死亡が確認された3202人の名前を記した原爆死没者の名簿も奉安された。長崎原爆の死没者は計18万9163人になる。
長崎市の田上富久市長は平和宣言で2021年1月に核兵器禁止条約が発効したことに触れ「核兵器による惨禍を最もよく知るわが国だからこそ、第1回締約国会議にオブザーバーとして参加し、核兵器禁止条約を育てるための道を探ってください」と政府に訴えた。
菅首相はあいさつで「核兵器のない世界の実現に向けた国際社会の努力を一歩ずつ、着実に進めていくことは、我が国の変わらぬ使命です」と述べた。核兵器禁止条約には言及しなかった。
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